はーちゃんの体重があまり増えないので、ミルクを足すことにした。
本当は完母がいいのだけれど、ちゃんと栄養をとって、体力をつけるほうが大事かなと思って。
しかし、母の願いもむなしく、はーちゃんは哺乳瓶でミルクを飲んでくれない。
ものすごく嫌な顔をして、哺乳瓶をくわえず、無理やり口に入れるとえづくんだもん(泣)
無理やり飲ませて、やっと10CCとか。はっきりいって、哺乳瓶でミルクを飲ませようと悪戦苦闘する意味がないような気がする。
ハムすけも、同じように哺乳瓶が嫌いで、飲んでくれなかったんだった。うちの子たちは、両方おっぱい好き・・・。
ということで、仕方なく完母の毎日が続いている。
おっぱい足りてるのかなあ・・・。
お腹の心配がなければ、「まあ、大丈夫かな」と思えるのだが、「お腹が張っていて、呼吸が浅くなってしまい、たくさん母乳が飲めないのでは?」と考えてしまうので、不安なのだ。
哺乳瓶がだめならと、時間をかけて”スプーンで口に流し込む作戦”もやってみたが、疲れるだけで、ほとんど飲めていない。
はーちゃん、お願いだからミルク飲んで~!!
それで、体力つけて、自力排便できるようになってくれ~!!(もしヒルシュなんだったら、自力排便したくとも、できないんだった・・・。ううう。どうなんだろう?やっぱ病気なのかなあ・・・)
なんと、寝室のベッドフレーム(新品。私はまだこのベッドで寝たことがない)と、そこに面しているマット(同じく新品)に、白いカビが生えていた。
ほんとうに、泣きたい気持ちである。
どうして、こんなことになっているのか?
やり切れない思いは、だんだん怒りにかわり、夫へ向かう。
「私のいない間、寝室の窓を開けたりして、ちゃんと換気してなかったでしょ!」(仕事で忙しかったし、休みの日は外出したりしてたから、窓をあける暇がなかった<夫談>)
「寝室に、洗濯物を干しちゃだめだって何度も言ったのに、干してたでしょ!」(風呂場に干すより、寝室に干したほうが便利がいい<夫談>)
それでなくても、新築の家は湿気が多いものだし、葉山自体も、海が近くて湿度が高めの場所である。
しかも、「寝室の24時間換気のスイッチが入っていなかった」ことを、いまごろ夫が発見した。
とほほ・・・そりゃ、かび生えるよ。
換気もせず、温度も湿度も高めだったんだから・・・。
ベッドはカビキラーで拭き、マットレスはぬれたタオルで拭き、壁にたてかける(大きすぎて洗えないし、どうしたらいいのか正直わからない)。
バイオの力でカビを除去するという、置き型の薬品をホームセンターで買ってきて、ベッドの下に置く。
さあ、まだカビくさいぞ。次はどこだ??
夫が、リビングのソファに座ろうとしたときのこと。
ミニカーで遊んでいたハムすけが、「パパ。ここに救急車があるから、気をつけてね」と言った。
なんだか、すごくびっくりしてしまった。
まだまだ、小さいと思っていたハムすけが、父親に注意を促すようなせりふを言うなんて。
なんだか、ハムすけったら、しっかりしてきたなあ・・・
いろいろ努力してみたが、お洋服からカビ臭を取り除くことはできなかった。
仕方がないので、クリーニングに出すことにする。
バーバリーのコートや、カシミヤのロングコート、スキーウエア、型崩れが心配なスーツなど、しめて2万円弱。
すべてクリーニング済みなのに、ほんとうにもったいない。
その他の、ウールのスカートや、スーツ、ジャケット類は、ハイベックというドライクリーニングの洗剤を購入し、自分で洗濯した。
洗濯機をフル稼働し、せっせと干して、アイロンをかける。
毎日、毎日、洗濯三昧である。
クローゼットのハンガーに吊るしている綿のシャツやブラウスも、カビ臭はしないのだが気持ち悪いので、すべて洗濯し、アイロンをかける。
これで、クローゼット内の衣装ケースに入れている服以外は、すべてクリーニングか、自分で洗い直しをしたことになる。
ふぅ。ほんと、忙しかった。
ここ数日、子どもたちはそっちのけで、カビ退治に奔走した私。
でも、まだカビのにおいが消えない。
他に、どこにカビが潜んでいるのか?
扇風機を箱に片付けるため、きれいに拭いていると、ハムすけが「扇風機が、こそばい、こそばいって言ってるよ」だって。
なんて、かわいらしいことを言うんだろう。
それはいいとして、この家。この新築の家。どうもカビくさいのである。
二階から一階に降りてくると、ぷんとカビ臭が鼻をつく。
寝室も、ウォーキングクローゼットも、納戸も、すべてかびくさい。
いったい何が起こっているんだろう・・・。
母が手伝いに来てくれたので、ウォーキングクローゼットの中の洋服をすべてチェックすると、なんとクリーニング済みのコート類も含め、ほとんどのお洋服にかびがきているではないか!!!
とりあえず、すべて陰干しし、熱湯でしぼったタオルでカビのきている部分を叩き拭きする。
なんだか、ものすごい忙しくなってしまった。子どもたちの世話より、カビ退治である。
それにしても、なぜ、こんなことに!?
葉山に帰ってきた。
家族4人で、初めて新居に入る。
はーちゃんのお腹のことがあって、予定より帰宅が遅くなってしまった。
それにしても、頑張って、引越しの荷物を片付けておいてよかった。
夫の、一人暮らしを謳歌した形跡が残っているものの、こんなものは、一日ほどかけて、お掃除してしまえばもとどおり、きれいになるはず。
せっかくの新築なのに、きれいさを満喫する暇もなく里帰りしたので、これからは、新しいきれいなお家で、楽しく過ごすぞ~!!
一日3回のガス抜き&浣腸の成果がでているかどうか見ていただくため、豊中病院を再受診した。
ガス抜き&浣腸を行うようになってからは、はーちゃんは唸ることもなく、機嫌よくすごしている。相変わらず自力排便はないが、3回の浣腸しているのだから、自分でうんちをする暇がないのかもしれない。
また、少しでもガスがたまったりしてお腹が気持ち悪いと、体をくねらせてもだえるようになってきた。
これまではお腹が張っている状態が普通だと思っていたみたいだけれど、ガスが抜けて、うんちが出る気持ちよさを知ったからだと思う。
先生は、お腹は張ってはいるが、ある程度、ガス抜き&浣腸の成果はでていると言う。
今後も一日3回ガス抜き&浣腸を続け、様子を見ていくことになった。
はーちゃんの調子を見ながら、最終的にはガス抜きや浣腸の回数を減らしていく。
私のこわばった表情を見て、先生が「長い目で見ていきましょう。赤ちゃんは日々成長していくものだし、体力もついてくる。力を抜いて、赤ちゃんと接してください。上のお子さんもいるのなら、なおさらです。仮にヒルシュだとしても、手術すれば治るのですから」と言われ、また涙がこぼれそうになる。
ハムすけにも、ちゃんと明るい気持ちで遊んだり、接したりできてない。
ハムすけに笑顔を見せたのって、いつだっけ・・・?いつも、カリカリして、はーちゃんのことにばかり必死になってしまって、ハムすけをほったらかしにしてしまっている。ごめん、ハムすけ。
もう少しで葉山に帰るので、神奈川県立こども医療センターに紹介状を書いてもらうことにした。
これからは両親のサポートのない新しい場所で、子育てとはーちゃんのガス抜き&浣腸をしていかなくてはいけない。
不安ばかりが先にたつが、まあ、なんとかやっていくしかない。
かんばれ!私!!
ちなみに、前回も今回も、はーちゃんと母と私が病院にかかっている間(ほとんど一日仕事になる)、ハムすけはおじいちゃんと、芝原駅から大阪モノレールに乗って、エンジョイしていた。
今は、ハムすけが元気でいてくれるのが救い。
曇り&雨という、あいにくのお天気だが、今日は、はーちゃんのお宮参りである。
両方のおじいちゃん&おばあちゃん、私たち家族の総勢8名が、阪急中山駅前で集合した。
最初に写真館で記念写真を撮る。
洋装も和装もかわいらしいので、はーちゃんは両方とも。
ハムすけは着物を着せて、記念写真に臨む。
一人だけで洋装と和装の写真をとるときは、ぱっちり目をあけていたはーちゃんだが、集合写真と家族写真を撮るときには、すやすや眠ってしまった。
それにしても、ぐずったりせず、はーちゃんは本当にいい子である。
ハムすけも、最初は嫌がっていたが、着付けを済ませ、小さな刀なんかも差してもらって、なかなか格好よくきまっている(ザ・親ばか)
みんなに、「ハムすけ格好いい!」などと誉められ、まんざらでもない様子であった。
現像する写真を選んでから、小雨の中、中山寺へ向かった。
お礼参りを済ませた後、祈祷していただくため、本堂へ入る。
ハムすけは、祈祷中にうんちをしたんだっけなあ・・・と懐かしく思い出す。
今、はーちゃんがうんちを自分でしてくれたら、どれだけ嬉しいだろうに。
待望の女の子が生まれて、とても嬉しかったのに、はーちゃんのお腹の張りが気になるようになって、はーちゃんが唸って苦しそうにするようになって・・・。
二人目の子育ては、余裕をもって楽しめるものばかりと思っていたのに、こんなに不安で、はーちゃんに「ちゃんとした体で生んであげられなくてごめん」という気持ちで接することになろうとは思わなかった。
ガス抜きも浣腸も、ちゃんとできているのか不安ばかりで、病院に質問の電話をかけて、看護婦さんと話をしているだけで、涙がこぼれてしまう。
精神的に不安定で、かなり参っているというのが自分でもわかるのだけれど、ブルーな気持ちから抜け出せない。
ううう。こんな気持ちでお宮参りをすることになろうとは・・・。
なんとなく、みんな、はーちゃんのお腹のことが気になって、晴れ晴れとしたおめでたい気持ちにはなれない雰囲気が漂っている。
沈んだ気分で会食を済ませ、お開きとなった。
もう子どもは生まないと思っているので、はーちゃんの成長、一つひとつを心に留めて、大事に覚えていよう。赤ちゃんと過ごす毎日を丁寧に過ごしていこうと思っていたのに、暗い気持ちで毎日が過ぎている。
こんなんじゃだめだ。
私がめそめそしても、何もよくならないとわかっているのに、子どものこととなると、どうにも冷静に、客観的になれない。
暗い気持ちで、お宮参りをすませることになってしまって、ほんとブルー・・・。
前日大きなおならがでて、はーちゃんは久しぶりに、夜うなり声も出さずにすやすや眠った。ガスがでて、お腹の張りが解消されると、やっぱりすごく楽なんだろうなあと思う。
今日は豊中市民病院で、小児外科の先生に、はーちゃんをみていただく。
いつもよりもずいぶんお腹もやわらかく、ちいさくなっているが、先生は「張ってますね」という。
ここでもX線写真を撮ったのだが、やはり直腸にガスが少ないのが気になるとのこと。このX線検査だけでは、ヒルシュかどうか、はっきり診断できないため、注腸検査を受けることになった。
これは、X線を使い、肛門からバリウムと空気を注入し大腸の病気を調べる検査で、「1瞬」だけレントゲンをだすのではなく、モニターでみながら「持続的」にレントゲンを放射して調べる。
ただでさえ便秘なのに、バリウムなんか入れて、ちゃんと出せなかったらどうなるんだろう?と不安になったが、さらさらした液体を入れるということ。レントゲンの被爆も気になるが、受けないにこしたことはないが、普通に生活して被爆している量を考えると、そんなに気にしなくともよいという。
検査はどれくらい痛いんだろう?とか、はーちゃんのトラウマになったらどうしようとか、いろいろ不安が渦巻くが、もうこうなったら先生におまかせするしかない。
付き添ってくれている母と、祈るような気持ちで検査室の前で待機する。
検査自体は、20分ほどだった。
検査室の向こうから、はーちゃんの大泣きする声が聞こえるのがつらい。
まだ小さいはーちゃんが、痛い目にあっているのに、何もしてあげられないのが、もどかしくてたまらない。
はーちゃんは、裸で検査を受けていたため、冷たい体で、泣き疲れて眠って検査室から出てきた。
結果としては、ヒルシュ・・・の可能性は低いが、100%違うとは言い切れないという、またまたグレーな所見だった。
少し気になる点があるので、はーちゃんが2ヶ月くらいになったら再検査を受けたほうがいいと言われる。
そして、腸の状態をリセットするために、毎日最低3回「浣腸」と「ガス抜き」をするように指導を受けた。
「おなかが張っている」→「横隔膜が押し上げられて呼吸が浅くなる」→「おっぱいのの飲みが悪くなる」。「おなかが張っている」→「胃軸捻転が起こり、ますますげっぷが出にくくなる」→「おなかがさらに張る」というような悪循環を断ち切るのが目的。
管を肛門から4センチほどさしこみ、腸をマッサージしてガスを出し、一回5CCの浣腸を行うというのだが、ちゃんとできるかどうか不安・・・。
でも、はーちゃんが楽になるなら。そして、うんうん唸っているのをただ見ていたこれまでと違って、はーちゃんのために、してあげることがあるというのはうれしい。
先生が、はーちゃんのガス抜きをしてみせてくださったのだが、少量だがうんちに血が混じっていた。注腸検査のときに粘膜が傷ついたためだという。かわいそうなはーちゃん。検査、痛かっただろうに、結局白黒つかなかったぞ。
これからガス抜きや浣腸もしなくちゃいけないし、かなり心はブルー。
ハムすけは、かなり仕切り屋さんである。
「ママ、ここ座って」だの、「おじいちゃん、おつくり(お薬)のんで」だの、「おばあちゃん、先どうぞ」だの、いつも誰かの世話をやいては、その場をしきろうとする。
その上、気になることが妙に所帯じみている。
たとえば、麦茶の入ったポットが空になりかけると、「やかんから、麦茶いれて、冷蔵庫入れて」。食事が終わったら「おしょうゆは、どこになおすのかな?ここに、ないないするのかな?」。空になったおじゃこの入っていたタッパーを指差して「おじゃこ、なくなったから、また買ってきて」などなど。
また、「はーちゃん、おおきなうんち出た?」「おしっこでたから、おむつかえるの?」「あーん、あん、言ったから、おっぱいかな?」など、はーちゃんの世話を焼くのも好きである。当然、はーちゃんのおむつとおしりふきを用意するのは、ハムすけの仕事。ちなみに、お風呂に入る前に、私の母乳パット(ちゃんと二つ用意してくれる)や、生理用ナプキンなんかも、脱衣所の床にちゃんと並べて用意してくれる。
人の世話を焼く前に、自分のことは自分でできるようになってほしいと思うのは、私だけ?
おしっことか、うんちとか、いつになったらトイレでしてくれるのかなあ?
